Debian 7 wheezy stable への TeX Live 2013 導入の備忘録

もう二年以上になるが、この記事 を書いたあたりの時期にデスクトップで Debian sid (unstable) を使用し始めた。以来今まで楽しみながら使用してきたが、sid は最新の開発成果が享受できる一方で、大規模な変更やライブラリアップデートのため、依存関係の問題など常に不安定さがつきまとう。

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Ubuntu で TeX Live 2011 を利用する

TeX Live 2011 の導入

先日の記事 で Ubuntu での TeX Live 2011 の導入について少しだけ触れた。そこでは sudo の secure_path に Tex Live のディレクトリを追加したことを書いたが、インストーラ (install-tl) 実行時に「create symlinks in standard directories」を選択すれば /usr/local/bin 等にシンボリックリンクが作成され、そこから TeX システムにアクセスすることができるようになり、この場合、管理者権限を要求する TeX 関連のコマンド (sudo texhash など) も実行時にフルパスで指定をしなくてもよい。また、このオプションを指定してインストールした場合 TeX Live のディレクトリを PATH, MANPATH, INFOPATH に加える必要もない。

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インド学仏教学における UTF-8 による TeX 文書作成 (1)

紹介

Unicode を扱うことのできるワープロソフトやエディタの普及した現在においても、多言語処理能力という点において、いまだ LaTeX は他を凌駕していると言われる。しかし、新しく TeX を使って文書作成を試みようとする人がまず戸惑うのは、実際の画面表示と印刷イメージが同一ではないという点かもしれない。すなわち、印刷イメージでの文章の構造や見栄えの指定 (markup) を、テキストファイル内に記述しなければならず、そのシンタックスを覚えることは容易ではないように思えてしまう。しかし、TeX を巡る状況は幾分変化してきた。標準文字コードの UTF-8 への移行に伴い、TeX もまたその動向に合わせ改良が加えられてきた。また、エディタやプレビューアとの統合環境の整備に伴い、操作性も一段と向上した。結果、使用機種を問わず、互換性の高いテキストファイルで原稿作成を行いつつも視覚性を損なわず、簡単な操作で LaTeX の高品質な組版を実現することに成功している。

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