インド学仏教学における LyX の利用

はじめに

LyX を使ってみたが、大変素晴らしい。LyX はバックエンドに LaTeX を使用しているが、表上は LaTeX の構文を意識する必要がない。視覚的に書く内容だけに集中できるので、よりスムーズに文書を作成することができ、LaTeX にある程度習熟したユーザーであっても、その恩恵に浴するところは大きい。ここでは、LyX を利用してインド学仏教学の論文を作成するためのノウハウを書いて見ることにする。といっても、私自身もつい数日前に LyX を使用しはじめたばかりなので、設定や操作方法は手探り状態である。自分用のメモも兼ねてここにいくらか残しておこうと思う。

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LyX の導入と Zotero との連携

LyX とは?

LyX とは、Linux・Mac OS X・Windows などマルチプラットフォームで動作する文書作成システムである。LaTeX の組版システムがバックエンドに用いられているが、文書作成者は LaTeX の構文を意識することなく、他のワープロソフトのように書いている内容のみに専念でき、かつ美しい LaTeX の組版結果を得ることができる。

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Zotero と BibTeX の連携

Firefox の拡張機能 Zotero を使用すれば、Web 上の文献情報を手軽に収集・管理できる。Zotero で文献管理 で書いたように、Zotero で収集した文献情報は BibTeX 形式でエクスポートでき、さらにそれを Emacs が受け取ることもできる。今回は Spinu Vitalie さんの zotexo.el を使用して、Zotero で収集した文献データベースを Emacs が BibTeX ファイルとして受け取り、それらの文献を LaTeX 文書中に引用する方法を紹介したい。これが便利極まりないのである。

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インド学仏教学における UTF-8 による TeX 文書作成 (4)

XeTeX の紹介

Jonathan Kew さんによる XeTeX とは、もともと Mac OS X 向けに開発された TeX に基づく Unicode 対応の組版システムである。現在では Windows や Linux にも移植されている。TeX の Unicode 化の試みとしては Omega (Ω) が知られているが、XeTeX はそれとは系統を異にする。従来からの TeX ユーザにとって目を引く特徴は、システム標準の TrueType や OpenType の Unicode フォントがそのまま使用できるという点だろう。コマンドラインツールの fc-list で返ってくるフォント名を、特別の設定なしに直接ソースファイルに指定することができる。現状では pTeX ほど十全な日本語組版は望めず、中国語・韓国語等のアジア言語へのサポートも十分とは言えない。

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インド学仏教学における UTF-8 による TeX 文書作成 (3)

upTeX の利用

ttk さんによる upTeX は pTeX 内部処理の Unicode 化を果たしたもので、従来の JIS X 0208 (JIS 第一・第二水準) の制限から開放され、中国語・韓国語を含む極めて広範囲の文字の直接入力を可能としている。pTeX の和文組版をそのまま引き継いでいるので、pTeX のノウハウはそのまま upTeX にも通じる。一方で、インド系文字などを直接扱うことは、その守備範囲とはしていない。

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BibTeX と Org Export

以前の記事 (Org Export) で Emacs の Org-Mode で作成したファイルを LaTeX 形式へエクスポートする方法について簡単に触れた。Org-Mode のエクスポート機能を利用すれば、執筆中に LaTeX 等の構文を考慮しなくてもよいので、より簡単に文書を作成することができる。今回は Org-Mode で BibTeX の文献データベースを利用する方法をメモしておく。なお Mac OS X (10.6.8), Carbon Emacs パッケージ (22.3.1), org (7.4), pTeX (via Macports, 3.141592-p3.1.10) で作業を行なっている。

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Zotero で文献管理

研究活動において文献管理をいかに行うかは最も重要なテーマのひとつであろう。Evernote, Mendeley, Papers, Endnote など優れた文献管理ソフトが注目を集めている。私もいろいろ試してはいるが、文書を LaTeX で書くことが多いので、BibTeX 形式で文献管理をしておくと執筆時に便利である(BibTeX 関連ツール 参照)。BibTeX は、

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