雑誌のおまけの USB-DAC (LXU-OT2) を試してみる

先日発売された雑誌 Stereo (ステレオ) 2013年 1月号 (¥2,800) には高級 AUDIO メーカーの LUXMAN 製 USB-DAC (LXU-OT2) が付属している、ということで話題になっている。Amazon でも販売日 (19日) 翌日の今日 (20日) にはすでに定価以上の価格が表示されている。現段階ではどこに行っても買えないというほどでもないと思うが、付録と言えど低価格で LUXMAN の USB-DAC が手に入るということで、人気の商品であることには違いないと思う。

私も予約していたものが到着したので早速使用してみたが、DAC 機能・ヘッドフォンアンプ機能ともに十分実用性のあるもので、単なる雑誌の付録プラスアルファのものがあると感じた。そういったものが「おまけ」という位置づけになっているところが良い。

USB-DAC とは、PC から USB ケーブルで送られるデジタル信号を取り込み、アナログ信号に変換してアンプ等へ出力するデジタル/アナログ変換器であり、PC に保存されたオーディオデータを高音質再生する目的で使用される。

LXU-OT2 のオーディオ出力は RCA ピンジャック (奧右) とヘッドホン端子 (手前右) で、ラインアンプには JRC NJM4558D (奧)、ヘッドフォンアンプには JRC NJM4556AD (手前) が搭載されており、ともに好みのオペアンプに交換可能。

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/12/wpid-lxu-ot2-01.png

DAC チップは TI 社の PCM2704 が搭載され、サンプリング周波数は 16bit/48kHz まで対応。デジタル出力 (光、同軸) 端子が増設可能とのこと (ロゴの左の D-OUT と G)。

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/12/wpid-lxu-ot2-02.png

ヘッドフォンジャックは少し力を入れて奧までしっかりと差し込む必要があった。ボリュームはこちらのヘッドフォンアンプ用 (RCAからの出力には関係しない)。

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/12/wpid-lxu-ot2-03.png

付属の USB ケーブルも LUXMAN 製でロゴがプリントされている。

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/12/wpid-luxman_logo_usb.png

Mac OS X で再生を行う場合、「環境設定」で「サウンド」の「出力」に「LUXMAN LXU-OT2」を選択しておく (メニューバーのスピーカーのアイコンを ALT を押しながらクリックでも選択可)。ソース音源のサンプリングレートを変更する場合は、「Audio MIDI 設定」(/アプリケーション/ユーティリティー/Audio MIDI 設定.app) で「フォーマット」から変更できるが、本機は 16bit/48kHz までの対応なので、通常は変更する必要はないと思う。

私は再生ソフトに Audirvana plus を使用しているが、ヴァージョン 1.4 で対応された「ダイレクトモード」によって、OS X に搭載されているオーディオ機能 Core Audio を完全にバイパスしてくれるようになり、音質がさらに改善された。また、ソフト自体の安定性も向上している。シェアウェア だが 15日間フリーで使用出来るので、試してみても良いと思う。

Audirvana Plus を使用する場合、”Preference” の “Audio System” で “LUXMAN LXU-OT2” を選択しておく。

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/12/wpid-audirvana_dac.png

Audirvana plus になってから (plus でない audirvana もあるが 10.8 では動かない) iTunes との連携機能も強化されたので、Audirvana は裏で立ち上げておきさえすればよく、基本的な操作や音楽管理も通常どおり iTunes で行えば良い。なお HDD の容量に余裕があるのなら、iTunes への読み込み方法も「Apple ロスレス・エンコーダ」(ALAC, Apple Lossless Audio Codec) を選択するなど、デフォルト (AAC) から変更しておいた方がよいだろう (cf. Mac OS X で FLAC を ALAC に変換する)。

audirnava_itunes.png

こうして Mac 側の再生方法を少し工夫して、USB-DAC を導入するだけで、随分と PC オーディオの印象は変わる。

もちろん、オーディオ関連はこだわりはじめるときりがない (?) のだが、オーディオソースを 24bit/96kHz などハイレゾ音源でコレクションしているような方は、きっとそもそも本機をメインに使用する目的で購入しないだろう。そういう方にとっても、本機は少なからず興味の対象にはなるだろうし、一方で USB-DAC の使用は初めてという方にとっても、PC オーディオの印象をいくらか変えるのに十分な性能であるし、どちらにしてもあくまで「雑誌のおまけ」としては、とても良い位置にあると思うがいかがだろうか。

【追記 2012/12/21】

Linux (Debian sid) でも問題なく認識されることを確認した。GNOME の場合「システム設定」「サウンド」から「出力」に「LXU-OT2」を選択しておく。

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/12/wpid-debian_gnome_sound.png

Device Manager:

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/12/wpid-debian_device_manager.png

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