ドイツ語の EPWING 辞書など

古本屋などで アクセス独和辞典 第1版 (1999) を探しているがなかなか見つけられない。Project Zephyr で公開されているスクリプトを利用して、付属の CD-ROM を EPWING 化することができるようだ。この辞書自体は古本屋やオークションサイトで比較的よく見かけるが、もう10年以上昔に販売されたものなので、付属の CD-ROM を残しているものは、ここ最近折りに触れて気にかけていたが、なかなか見つけることができない。

この辞書は、iPhone/iPad からは アクセス独和辞典 (第3版, 物書堂) が利用できるようで、第1版より見出し語・用例なども豊富だが、EPWING 化しておくことでラップトップ、スマートフォン、タブレット等様々な端末からの利用の可能性ができ、また、他の EPWING の辞書との串刺し検索もできる。ということで、この第1版を安価で見かければ購入して、上記の EPWING 化のスクリプトを利用させていただこうと考えているのだが…

EPWING 形式の辞書に関しては、この先この形式で辞書が新しく出てくることはまずないだろうが、過去の多くの有益な辞書が今でも十分活用できる。このアクセス独和は現在保留ということで、以下にドイツ語関連の他の辞書をいくつかメモしておこうと思う。

私は辞書閲覧に Emacs の Lookup + media を利用しているが、ドイツ語関連の辞書としては、

を利用している。

(ドイツ語辞書セット一覧)

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/08/wpid-lookup_german.png

(串刺し検索の様子)

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/08/wpid-lookup_german_02.png

これに、

を加えたいところ。

他にも、極めよ電子辞書 によると PDIC データとして、

等が利用できるようなので、EB シリーズであればそのまま利用できるだろうし、EBSTUDIO を利用すれば EPWING 形式に変換可能だと思う。Dicts.info の豊富な辞書も利用できるかもしれない。

他にも、三修社『ベルテルスマン・ユニバーサル大百科事典』(BERTELSMANN, Universal Lexikon) や『ランゲンシャイト独英/英独辞典』(LANGENSCHEIDTS, Taschen-wörterbuch Englisch) など、多数の電子ブック (EB, cf. 外国語: 独語辞典) は、今でもオークションサイトなどで購入することができるだろう。

iPad/iPhone での利用

ドイツ語辞書セット

iPad/iPhone で EBPocket for iOS を利用している場合、予めドイツ語辞書セットを登録しておくことができる。Open URL Scheme に対応しており (cf. アプリケーション連携)、i文庫HD など他のアプリケーションからも EBPocket は呼び出すことができるので、(文字データのある) PDF などを閲覧するときに重宝するだろう。

外字の Unicode 表示

EB シリーズでは外字定義ファイル (hoge.map) を読みこませることで、外字を Unicode 文字列に置換して綺麗に表示させることができる (cf. 外字の Unicode 表示)。

Unicode 検索

同じく EB シリーズでは Unicode 検索置換ファイル (alternate.ini) を読みこませることで、アクセント付き文字などもそのまま検索することができるようになる (ウムラウト付き文字のまま検索可能)。

Emacs での利用

ドイツ語辞書セット

Lookup (lookup 1.4 + media) を使用している場合、次のように lookup-search-modules を設定しておくとドイツ語等の辞書セットを利用できる。

(setq lookup-search-modules
    '(("german"
    "ndebs+/path/to/dictionary/1st"
    "ndebs+/path/to/dictionary/2nd"
    "ndebs+/path/to/dictionary/3rd"
    ;; ...
    )
   ("english"
    ;; ...
   )
   ("french"
    ;; ...
   )
   ("chinese"
    ;; ...
   ))
)

(defun lookup-pattern-module-german ()
  (interactive)
  (lookup-pattern (lookup-input-pattern) (lookup-get-module "german")))

M-x lookup-pattern-module-german を実行するとカーソル付近の単語をデフォルトの検索ワードとして、上で指定した辞書を対象に検索結果が得られる。他にも英語、フランス語、中国語等の辞書セットを予め指定しておけば、翻訳したい文書の言語に合わせて、すぐにそれらの辞書セットを呼び出すことができるので便利である。

これに簡単なキーをあてておけば呼び出しやすい (以下は例, “C-c D”)。

(global-set-key (kbd "C-cD") 'lookup-pattern-module-german)

Emacs 内であれば文書だけでなく様々な場面で活躍する。Mew や Wanderlust などでメールを読み書きしている場合であれば、すぐに受信したメッセージ内の不明な単語を検索できるし、とりわけ外国語でのメール作成時には大いに活躍するだろう。また、現在閲覧中の Firefox のページを emacs-w3m で開く ようにもできるので、これらの辞書を使用してじっくり読むために、Firefox から Emacs 内での閲覧に切り替えても良いかもしれない。私自身はこれは頻繁に行う。まあ、最近は Google のロボティックな翻訳の恩恵も大いに受けているが…

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/08/wpid-lookup_german_04.png

外字の Unicode 表示

EB シリーズ同様 lookup でも可能である。CATALOG ファイルが存在するディレクトリに、辞書 hoge と hoge.map というファイルがあると hoge.map が外字定義ファイルとして読み込まれる。Lookup で Unicode 外字表示 も参照。

外字定義ファイルに EPWING の外字と Unicode の対応さえ定義されていれば、デーヴァナーガリー文字などの特殊な文字も綺麗に表示される。

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/08/wpid-lookup_german_05-2.png

Unicode 検索

これも lookup から利用可能で、CATALOG ファイルが存在するディレクトリに alternate.ini というファイルがあると、Unicode 検索置換ファイルとして読み込まれる。ウムラウト付きの文字もそのまま検索にかけることができるので、Emacs でキルリングに保存した (コピーした) アクセント付き単語もそのまま検索に渡すことができる。

https://skalldan.files.wordpress.com/2012/08/wpid-lookup_german_03.png

One thought on “ドイツ語の EPWING 辞書など

  1. 辞書のEPWING化について調べていて、こちらにたどり着きました。こちら経由でアクセス独和のスクリプトをみつけることができ、無事EPWING化できました。ありがとうございます。
     Freedictの方も利用したいのですが、ちょっと時間がかかりそうです。

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