前回の記事 Kingston SSD RAID 0 で遊んでみる の続きで、タイトル通り RAID 0 array に Debian を入れてみる。
まずはマシンの構成を繰り返しておく。
| CPU | Core i7-870, 2.93GHz (Turbo 3.6GHz), 8MB (L3), 95W (TDP) |
| RAM | 4GB (2GB×2, DDR3 1333MHz SDRAM) |
| GPU | Radeon HD 5750 (1GB) |
| SSD | Kingston SSD 128GB x 2 |
さて、今回は所謂ソフトウェア RAID (OS側でのRAID化) を試してみた。以下のガイドに従った。
- partman: ディスクのパーティショニング
- LinuxMania: RAIDボリュームからのブートとパーティション
- How to install Ubuntu in a RAID 0 array (YouTube Demo)
注意すべきは、ソフトウェア RAID は Linux により実現されているので、/boot を GRUB ブートローダが読み込める場所 (非RAIDボリューム) に設定する必要がある、という点である。以下のようにパーティショニングを行った。
124GB + 124GB = 248GB (RAID 0 Device, ext4, /) 3GB + 3GB = 6GB (RAID 0 Device, swap) 1GB (ext4, /boot) <-- not raid!
GNOME のシステム・モニタでは表示されていないが、SWAP に 6GB (3GBx2, RAID0) 充てた。
ちなみに、ソフトウェア RAID なので Windows からは以下のように通常の2つのディスクとして認識される。
インストール直後のベンチマークは以下の通り。簡単に比較はできないが、先日行った同じマシンの Windows からのベンチマーク を凌ぐ値が出ている。
| 最小読み取り速度 | 427.1 MB/s |
| 最大読み取り速度 | 514.0 MB/s |
| 平均読み取り速度 | 503.0 MB/s |
ただ、前回も書いたが、このようにいくら早くても、私の普段の使用の範囲ではオーバースペックである。SSD で RAID 0 を組む目的は完全に趣味の領域である。
しかし、せっかくなのでもう少しだけベンチマークを取っておく。私の専門は文献学なので、比較的多くの文献を扱うこともあり、データベースからすばやく目的のフレーズを探し当てることが求められる。sysbenchを利用したMySQLベンチマーク手順 に従い MySQL のベンチマークを取ってみた。
惜しむらくは HDD の同環境でテストしていないので、比較対象が無いことだが、おそらく両者を比べると相当のスピードが出ていることが分かると思う。MySQL の検索スピードは体感でも随分違うのが分かる。
なお、GNOME Shell と Radeon HD 5750 の相性であるが、あまり良いとは言えない。proprietary なドライバ fglrx (Catalyst Version 11.12) を入れると概ね動作しているが、画面が若干乱れる場面もある。このあたりの調整は一筋縄では行きそうにない。GNOME Classic (Fallback mode) でしばらく使用してみることにする。



